標語
品川の幹線通り沿いに、標語が掲げられていました.
「若者は幻を見、老人は夢は見る」
と、あります.
そのフォルムと相まってか、すぐに発見できたのですが、何だか実に白昼夢しています.
言葉を入れ替えれば、普通の意味なんでしょうが、この順番でワンセットで書かれると、
どうにもふわふわしてしまいます.理由はよく分かりませんが、異質なものがぽつりと浮かんでいると
いうことでもなく、また教義にやられている訳でもないんですが、理由がよく分かりません.
幻を見る老人より夢を見てる老人を想像できないからというのも、あるのかもしれません.
夢見る老人とは、どんなものなんでしょう.
夢見る老人も幻を見る老人もだんだん結局同じに思えてきますが、
夢見る老人は、それでもまだ境界が認識できるんでしょう.何だか芸達者に見えてきます.
そういう人のふるまいに、本人もその周りの人達もいい意味でふわふわしていられたら、幸せなんですかね.
ちなみに旧約聖書のヨエル書からの引用らしいのですが、やっぱり聖書は、
キリスト様の教えだけあってぞんざいには扱えないものです.自分へのいい戒めです.
読める機会があったら、ちゃんと読んでみたくなりました.
by troc-choid | 2009-06-03 23:03 | レビュー