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標語   



品川の幹線通り沿いに、標語が掲げられていました.


標語_a0120727_15462197.jpg



「若者は幻を見、老人は夢は見る」


と、あります.


そのフォルムと相まってか、すぐに発見できたのですが、何だか実に白昼夢しています.

言葉を入れ替えれば、普通の意味なんでしょうが、この順番でワンセットで書かれると、

どうにもふわふわしてしまいます.理由はよく分かりませんが、異質なものがぽつりと浮かんでいると

いうことでもなく、また教義にやられている訳でもないんですが、理由がよく分かりません.

幻を見る老人より夢を見てる老人を想像できないからというのも、あるのかもしれません.

夢見る老人とは、どんなものなんでしょう.

夢見る老人も幻を見る老人もだんだん結局同じに思えてきますが、

夢見る老人は、それでもまだ境界が認識できるんでしょう.何だか芸達者に見えてきます.

そういう人のふるまいに、本人もその周りの人達もいい意味でふわふわしていられたら、幸せなんですかね.


ちなみに旧約聖書のヨエル書からの引用らしいのですが、やっぱり聖書は、

キリスト様の教えだけあってぞんざいには扱えないものです.自分へのいい戒めです.

読める機会があったら、ちゃんと読んでみたくなりました.





by troc-choid | 2009-06-03 23:03 | レビュー

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