建築   




那珂川町馬頭広重美術館(設計:隈研吾)





a0120727_20263329.jpg


a0120727_2027825.jpg


(c)


 何年か前に行ってきたのですが、最寄りのバス停から降りてすぐのところにあります.
歩いていくとほどなくして、建物の前にどーんと駐車場が広がってました.駐車場側にエントランスがあったので、そこそこ広大なパーキングを傍目に建物に向かわないといけないので気持ちも少し萎えたような気がします.もう少しアプローチがなんとかならなかったんでしょうかね.おかげで建物も丸見えですし、遠くからみた第一印象はすごい間延びしてる感があって、ちょっとした畜舎にも見えた記憶があります.奥ゆかしい感じなのかなと思ってただけに、丸見えのインパクトは余計に大きかったです.外観として重たい印象はそこまでなかったですけど、何というかやっぱり、間が抜けてましたね.もう少し建物を隠すようにできたら、良くなったんじゃないでしょうかね、勝手ながら.
 よく雑誌に掲載されている綺麗な写真は建物の裏手側(写真2枚目)から撮ったものばかりなので、何か小ずるいですね.




a0120727_2039218.jpg



a0120727_20384864.jpg



a0120727_20391439.jpg




 確か構造が鉄骨造でそこにルーバーをぶら下げてたんで、ルーバー越しにブレースやらの構造部がくっきり見えてたので、それも残念でした.かといってルーバーの間隔を狭くしすぎると、建物が固い塊っぽくなってしまい、ルーバーとしての意味もなくなると思うので、ルーバーみたいに細い部材を連続させて建物を構成していくのは部材のサイズと間隔を調整するのが色々難しいことを再認識させられます.

 あとは、当日小雨が降っていたんですけど、少々どんよりした天候のほうが建物の雰囲気には合ってたような気がします.雨を含んだことでルーバーが暗く見え、建物の全体の輪郭が、晴れの日よりも出てくる感じ(膨張している感じ)がして、それがしっくりきたんですよね.軒から雨が滴る感じもまあ合ってましたし、緑色に風化していっている感じも良かったような気がします.あとは、床の石が個人的に良かったですね、感触が.地元の石は何か違うんでしょうね.他にもルーバー、屋根材なども地元産のものを使ってるからでしょうね、多少ムラがあるんでのぺっとならずに済んでいます.


 でも、とりあえず、建物の配置計画を何とかできなかったものか、それは結構大事だったんじゃないのかなと、そんな風に思います.いわゆる日本的な建築って、まるごと見せられると意外と間抜けな感じなんだな、と感心してしまいました.本体以外の要素に頼っている部分が結構あるんでしょうね.







[PR]

by troc-choid | 2009-07-18 21:39 | レビュー

<< サッカー 建築 >>